■リベラルに私物化されるハリウッド
「アカデミー賞」を主催する映画芸術科学アカデミーは、2024年度から、アカデミー賞の受賞条件として、新たな基準を設けると発表した。
その「新たな基準」というのは以下のようなもの
●主人公または主要キャストにアジア人、ヒスパニック系、黒人、中東出身者、
ネイティブ・アメリカン、ハワイ先住民などの人種または民族的少数派の
俳優を少なくとも1人は起用する。
あるいは
●脇役の30%は「女性」「人種/民族的少数派」「LGBTQ」「障害者」のうち
2つのグループの俳優を起用しなければならない。
そして
●製作スタッフに少なくとも2人は、「女性」「人種/民族的少数派」「LGBTQ」
「障害者」のいずれかを起用する。
■「赤デミー賞」と化したアカデミー賞
この発表以前からハリウッドがリベラル勢力に乗っ取られているという噂話は尽きなかったが、ここまであからさまな発表をされると、「やっぱりな…」という感想しか出てこない。
長年、ハリウッド映画を観続けてきた者としては、非常に残念な発表だった。これでアカデミー賞は名実共に「赤デミー賞」になってしまい、もはや、何の魅力も無くなってしまった。
ポリコレ的に思想統制されたような映画しかアカデミー賞を受賞できないとなると、才能があっても映画監督に成りたいと思うような人は少なくなっていくかもしれない。今後は、人々に感動を与える才能を持った映画監督ではなく、人々を思想統制することに生き甲斐を感じるような全体主義気質の映画監督ばかりが出てくるようになるかもしれない。
それはまさに、戦後、日本で行われた「公職追放」のようなものであり、これからのハリウッドの映画監督は保守的な人はいなくなり、左翼的な人ばかりになるかもしれない。
■「黒人ばかりのアカデミー賞」となる日
先日、マーベル映画『ブラックパンサー』で主人公を演じた黒人俳優のチャドウィック・ボーズマン氏が亡くなったというショッキングな報道があった。
『ブラックパンサー』は、異例のオール黒人キャストで撮影され大ヒットした映画だったが、白人から黒人へのキャスト移行はもう随分と前から始まっている。
『ロッキー』シリーズの『クリード2』では、主人公のロッキーが「お前の時代だ」と言って、かつての宿敵アポロの息子に主役の座をバトンタッチ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではキャプテン・アメリカが「ヴィブラニウムの盾」を黒人のファルコン(アンソニー・マッキー)に手渡し「世代交代」を表すシーンがあった。
普通に観ていると感動的と思えるシーンも、穿った見方をすれば、「白人から黒人への移行」という思想がパッケージングされていることが感じ取れる。疑い深い大人が観ると、あざといと思えるシーンも、純真な子供が観るとストレートに影響され、それが当たり前の認識として育っていくことになる。世界中で何千万人、何億人と観られる映画は、良くも悪くも最高の思想教育映画になってしまう。
数年前に「白人ばかりのアカデミー賞」と揶揄されたアカデミー賞が、昨年は「黒人ばかりのアカデミー賞」となりかけていた。
アメリカの黒人比率は13%と言われているので、本当に「黒人ばかりのアカデミー賞」となれば、完全な逆差別ということになってしまう。
エンタメ業界にまでプロパガンダを持ち込むのは、いい加減に止めていただきたい。
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「黒人ばかりのアカデミー賞」の違和感
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