リリー・コール(32歳/モデル、女優、アクティビスト)
才色兼備が提案する政治的アジェンダとは?
16歳でモード誌のカバーを飾り、ケンブリッジ大学で2科目最優秀成績を達成した経歴を誇る、リリー・コール。モデル、女優、研究者、デザイナー、起業家、書店オーナー...数多くの肩書をもつ彼女。この15年ほどはEnvironmental Justice Foundation(EJF)やWorld Wildlife Fund (WWF)に協力する熱心な環境活動家でもある。
「私はファッション業界との結びつきが強いので、EJFがウズベキスタンの綿栽培の問題にフォーカスしたとき、ぜひ参加したいと思った。それ以来、地球温暖化の被害を受けた難民の苦境をメディアに伝えたり、フェイスクリームに使われるスクワランというオイルのためにサメが殺されている現状を訴えたり、EJFのさまざまな活動に協力してきたの」
ファッションに限らず、あらゆる産業は自社の製品が環境に与える影響に責任をもつべきだ、と彼女は考える。消費者が知らないところで、多くの商品とそのサプライチェーンが地球を汚染しているのだ。
「オーガニックコットンで作ったカーボン・ニュートラルなTシャツ、北ガーナの女性たちが手作りするシアバター製品など、環境に負担をかけない製品の成功例も多く見てきた。ヴィヴィアン・ウエストウッドがドレスを、私がジュエリーをデザインしたブランドを通じて、アマゾンの野生ゴムのプロジェクトに協力したこともあるわ」
環境問題を扱う「Who Cares Wins」という本をこの夏上梓するリリー。執筆していた3年の間にエコロジーに対する一般の認知は大きく変化した。
「以前は、環境は副次的な話題だった。でも最近は政治やビジネスが動き始めているのを感じるの。もう議論の時期は終わった。これからは行動あるのみ」
リリーが構想する政治的アジェンダの数々は、驚くほど具体的で説得力がある。
「まず、カーボン税の導入。それから企業が株主だけでなく、環境、コミュニティ、雇用者、 消費者すべてに法的に責任を負うように法律を改正する。さらに、エコシステムを尊重した再生可能な農業に補助金を出して、気候変動対策のために野生に戻す特別区域を指定する」
2019年上半期の統計では、気候変動による難民は、紛争による難民の2倍に上るという。
「環境への配慮はコストがかか るといわれてきた。でも私たちの生存は、いまや環境の保全にかかっている。自然を尊重しなければ、幸福な社会は作れない」
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