21日、エリザベス女王の意向どおり、“サセックス・ロイヤル”の名称を使用しないと発表したヘンリー王子とメーガン妃夫妻。しかし、メーガン妃本人は、「自分たちの“ロイヤル”という言葉の使用を法的に止めるものは何もない」と考えているとの報道が浮上した。

メーガン妃のある友人が英デーリーメール紙に明かしたところによると、メーガン妃は友人らに「利益を得るためではなく、“ロイヤル”という言葉を保護したかっただけ」と語っているという。

友人によると、メーガン妃は名称使用を断念せざる得なかったことに腹を立ててはいるものの、「自分たちは“ロイヤル”なしでも大丈夫だ」と感じているらしい。

さらに、「メーガンは、夫妻が取り組んでいるグローバルなプロジェクトを見れば、全てが明らかだと言っている。周囲には、ブランド名の有無にかかわらず、自分たちの成功は必然だと言っている」と話している。

メーガン妃はまた、「“ロイヤル”の言葉がなくても、ハリーとアーチーには王室の血が流れており、その事実は誰にも奪えない。私たちは家族として、今後も常にロイヤルとみなされる」とも語っているという。

また、友人によると、夫妻は息子のアーチー君のことを第一に考えているため、カナダへ移住したことへの世間の批判も気にしていないという。「2人はアーチーのためによりよい世界を創造しようとしている。彼らが大局にフォーカスできるのは、アーチーのおかげです」としている。

夫妻は21日、“サセックス・ロイヤル”の名称使用を取りやめると発表した数時間後、公式サイトでその不満をぶつけるかのように、「英国の君主も内閣府も、“ロイヤル”という言葉の海外での使用に関して権限があるわけではないが、移行が開始する2020年春より、“サセックス・ロイヤル”あるいは“ロイヤル”という言葉を使用する意図はない」との声明を発表。「法的に“ロイヤル”という言葉を使う権利はあるが、王室の考えに従う」という姿勢を示した。

SNS上では、「ヘンリーとメーガンはドメイン名の大文字の部分を替えれば、キープできるよ。 #SussExRoyalってね」と、皮肉なアドバイスをする人も出ている。(ニューヨーク=鹿目直子)