16日、来年6月に全米公開予定となっているトム・クルーズ主演のアクション映画「トップガン　マーヴェリック」の新たな予告編が公開された。

1986年の大ヒット作「トップガン」の続編となる同作品だが、2017年に製作が発表されて以来、待ちわびるファンの心をくすぐるかのように、様々なヒントが少しずつ明かされてきた。

新たに公開された3分間の予告編映像は、マーヴェリックが雪で覆われた山脈の上空を戦闘機で飛行するシーン映像と共に、「君たちの教官は、このプログラムが産んだ最高のパイロットの1人。彼の功績はレジェンドだ。彼が君たちに教えるのは、まさに生と死の違いかもしれない」というヴォイスオーバーで始まる。

オリジナルから34年後が舞台となっている同作では、クルーズ演じる主人公マーヴェリックが教官となって復帰。さらに、そのライバル的存在だったアイスマン役のヴァル・キルマーに加え、ジョン・ハム、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、ルイス・プルマン、マイルズ・テラーらが脇を固める。

クルーズは昨年5月、ツイッターにクランクイン初日の画像を投稿し、同作の撮影開始を宣言。今年の夏には、サンディエゴで開かれたコミコンに登場し、同作の予告編第1弾を披露した。

また、米トーク番組に出演したクルーズは、出演俳優たちが戦闘機パイロットをリアルに演じられるよう、自ら訓練を施した上、映画の撮影技術についても伝授したと明かし、「空中の映像は本当に美しい。僕自身もパイロットで、飛行を愛しているから、これは空を飛ぶことへのラブレターだよ」と語っていた。

ハムも英紙に、「ほとんど実際の飛行を撮影しており、CGIはあまり使用していない。撮影した飛行シーンを見たが、興奮して口が開いたままだった。本当にカッコよくて、この世のものとは思えないほど素晴らしかった」と興奮気味に語っていた。（ニューヨーク＝鹿目直子）