韓国産SF作品の時代が到来した。
空想科学をテーマにしたSF作品は、高度の特殊効果(CGなど)を使うため、スケールが大きく、巨大な予算が投入される。ファンタジー的な要素も強く、ドラマより映画向きと言われてきた。
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しかし、韓国ドラマの成長と共に“メイド・イン・コリア”のSF作品も可能となった。偏見を打ち破った多数の作品が、視聴者や観客と出会う準備を終えている。
MBCと韓国映画監督組合(DGK)が共同制作したシネマチックドラマ『SF8』プロジェクトは、技術の発展を通じて完全な社会を夢見る未来の人間たちの物語を取り上げる。韓国版オリジナルSFアンソロジーシリーズとして8人の監督が8本のエピソードを制作。「テレビで出会う映画」というコンセプトで毎週金曜日にテレビ放送される予定だ。
初回放送を8月28日に控えたSBSドラマ『アリス』(原題)も、“ヒューマンSF”を全面に打ち出した。死によって永遠に別れてしまった男女が、時間と次元の限界を超えて魔法のような再会を果たしたことで繰り広げられるエピソードを描くため、SFのテクニックが用いられた。
最も期待が集まっているのは、公開予定のSF映画『勝利号』(原題)。
韓国初の宇宙ブロックバスターを謳う同作は、ソン・ジュンギ、キム・テリなど実力派俳優たちが集合した。
2092年を舞台に宇宙のゴミ掃除船「勝利号」の船員たちが大量破壊兵器として知られる人間型ロボット、ドロシーを発見し、危険な取引に飛び込む物語を描く。240億ウォンの制作費が投じられたと知られ、そのクオリティに期待が集まっている。
VFX専門会社DexterStudiosがCGで具現化した宇宙および宇宙船でのアクションシーンが見どころの一つ。その上、ヒューマニズを加えて面白さと感動を与えるとのことだ。
このようなSF作品の相次ぐ誕生は、変わった時代像と未来に多羽する準備の一環としての挑戦で、まさに過渡期のようだ。現在、映画業界では『勝利号』を皮切りに、チェ・ドンフン監督の『宇宙人』(原題)、キム・テヨン監督の『ワンダーランド』(原題)、キム・ヨンファ監督の『ザ・ムーン』まで、さまざまなSF作品が制作中である。
業界のとある関係者は言う。
「SF作品は視覚的に華やかで見どころが多く、興味を誘う。ただ、映画やOTTプラットフォームを通じて多くの作品に触れた視聴者の目が肥えてきた。韓国ではSFにヒューマニズムを味付けする傾向だが、それがどれほど強みにするかがポイントだ。海外コンテンツとの差別化になるか、限界点になるかは疑問だが、これから成長していく可能性が高いジャンルなので期待している」
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August 30, 2020 at 07:33AM
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相次ぐ「韓国産SF」の誕生…ハリウッドSFへの挑戦状か。“ヒューマニズムとの融合”がポイント|スポーツソウル日本版 - スポーツソウル日本版
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