キアヌ・リーブス主演『マトリックス4(仮題)』、人気ゲームの実写映画版『アンチャーテッド(原題:Uncharted)』の撮影が新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けて中止・中断されたことで、スタッフと撮影スタジオの間で報酬をめぐるトラブルが発生している。米Varietyが報じた。
トラブルになっているのは、ドイツ・ベルリン郊外にある「スタジオ・バーベルスベルク」。ここでは『マトリックス4』『アンチャーテッド』の撮影準備が進められていたが、どちらも撮影に入ることなく、新型コロナウイルスのために撮影が見合わせとなった。ところが、その煽りを受けたのは、報酬を支払われないまま放り出されたフリーランスのスタッフたちだった。
スタジオ側によると、『マトリックス4』『アンチャーテッド』の撮影が果たして再開されるのか、されるとして時期がいつになるのか、再開時の規模がどうなるのかはすべて未定。したがって、スタジオとしてはフリーランスのスタッフとの契約を打ち切らざるを得ない状況になったという。しかしこれを受けて、300人以上のスタッフが「We Are Babelsberg(我々がバーベルスベルクだ)」との名を持つ団体を結成し、スタジオとの交渉に入っている。和解に至らなかった場合、スタッフ側は法的措置に踏み切る可能性もあるが、両者はともに裁判ではなく交渉での解決を望んでいるとのことだ。
かたや米Deadlineによると、米国においては、全米俳優組合(SAG-AFTRA)が、撮影延期となった企画の報酬を俳優に支払わないスタジオを相手取った交渉に入ったという。交渉中のため詳細は不明だが、問題が解決されない場合、組合側が公に苦情を申し立てる可能性もあるとされている。
そんな中、ストリーミング・サービスの最大手であるNetflixは、撮影延期となったプロジェクトを補助する方針を決定済み。事前の契約に基づき、出演者には最低限の報酬が支払われるほか、キャスト&スタッフを主な対象とする救済基金も1億ドルで設立された。これに次いで、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)などを製作・放送する米HBOも、出演者に報酬の25%を前払いする方針を決定。撮影再開の目処が立った時点でさらに25%を、そして撮影再開後に残りの50%を支払う予定だ。さらに親会社のWarnerMediaは、Netflixと同じく、中断された企画のスタッフに1億ドル以上の支援を行うことも決定している。
一方でこうした状況は、この非常時にもストリーミング配信などである程度の収益を確保できるNetflixやHBO(WarnerMedia)と、撮影そのものが止まったことで、ある意味ではスタッフと同じく厳しい状況に置かれた撮影スタジオという立場の違いが生んだものともいえる。『マトリックス4』を手がけるワーナー・ブラザースは、HBOと同じくWarnerMedia傘下にあるものの、同社がどこまで支援を行うかはポイントのひとつ。そのほか、『アンチャーテッド』を製作するソニー・ピクチャーズなど大手スタジオ各社はどのように舵を切るか。
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April 01, 2020 at 02:17PM
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ハリウッド映画撮影中止、スタッフとスタジオが報酬めぐるトラブルに 米HBOは出演者への報酬前払いを決定 - THE RIVER
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