デザイナーの尾花大輔が手掛ける「エヌハリウッド コンパイル(N.HOOLYWOOD COMPILE)」が現地時間2月4日、ニューヨークで2020年フォールコレクションを発表した。ショー音楽は、キングヌー(King Gnu)やミレニアムパレード(millennium parade)として活動する常田大希が担当。自身で制作した音源に合わせて、チェロの生演奏を披露した。
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「エヌハリウッド」は、コレクション発表の場を東京からニューヨークに移してから今年で10周年。これまでは「エヌハリウッド」をショー形式で発表してきたが、節目の年となる今シーズンは、2004年にアナザーラインとして立ち上げた「エヌハリウッド コンパイル」を発表した。同ラインは「フォーマル・ドレスウェアを現実的に創作する」というコンセプトのもと、カジュアルなものをドレスアップし、ドレスライクなものをカジュアルダウンするなど、様々な洋服の要素を編集。2020年フォールコレクションは、クラシックなエレメントをベースに、フォーマルウェアを再解釈した。
「エヌハリウッド コンパイル」2020年フォールコレクション(Image by: Satoshi Motoda)
ショーは、暗闇の中一人舞台の上に座った常田によるチェロの生演奏でスタート。モデルが登場した約10分間にわたり、常田自身が制作した音源に合わせて迫力のある生演奏を披露し、ドラマティックな演出のショーとなった。初めて観たファッションショーが「エヌハリウッド」だったという常田は、今回のコラボレーションに関して「敬愛するケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)がフジロック・フェスティバルで着ていた衣装もエヌハリウッドでした。そして尾花さんと出会い、そして今回ニューヨークファッションウィークで共演。とてつもない縁を感じます」とコメント。
デザイナーの尾花大輔は常田の起用について「通常発表しているエヌハリウッドではなく、エヌハリウッド コンパイルというフォーマルなラインで発表しようと考えている中、飲み仲間でもある常田さんが5歳からチェロを演奏しているお話を伺い、点と点が繋がり今回のコラボレーションが実現いたしました。欲しいもの全てを与えてくれた上に想像を超えたパフォーマンス。僕は人とのコラボレーションが苦手ですが、お互いを出し切れた良い時間を共有できたと思います。この場を借りて、改めて、大希、そして皆さんありがとうございました」と話している。
デザイナーの尾花大輔と常田大希(Image by: Akiko Higuchi)
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