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LA在住ライターが分析。『パラサイト 半地下の家族』はハリウッドの心をいかにしてつかんだのか(ELLE ONLINE) - Yahoo! - Yahoo!ニュース

作品のパワー、監督のキャラ、アワード戦略、そして、ダイバーシティへの希望。すべての要素を味方につけた『パラサイト  半地下の家族』の受賞は、サプライズであると同時に、必然だったのかもしれない。第92回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚本賞、国際映画賞の4冠に輝いたこの作品は、ハリウッドの心をいかにしてつかんだのか? 受賞後の現地の反応とともにLA在住の映画ライター、町田雪さんが考察。

【写真】ポン・ジュノ監督が語る『パラサイト 半地下の家族』のココを観よ!

言葉の壁を超えた作品のパワー

「オーマイガッド!」を繰り返しながら感極まる少女のようなキャシー・ベイツ。何度もうなずきながら拍手を贈るシンシア・エリヴォ。目を細めてステージを見つめるブラッドリー・クーパー。暗転したステージに照明を戻させたトム・ハンクスとシャーリーズ・セロン。『パラサイト 半地下の家族(以下、『パラサイト)』が作品賞を受賞した際にカメラがとらえた会場の雰囲気は、あの夜のハイライトだった。『パラサイト』がハリウッドの心をここまでつかんだ理由は、何なのか? そこには、作品力、ポン・ジュノ監督の魅力、アワード・キャンペーン戦略といった理由があるように思う。

最大の理由はもちろん、作品力だろう。脚本、美術、編集などのクオリティはもちろん、“格差”という、米社会にもアピールするテーマ性、ホラーからコメディ、家族ドラマ、サプライズまで、すべてが詰まった娯楽性は圧倒的。賞レースにおいては、どんな有力作もネガティブ・キャンペーンの洗礼を受けるものだが、『パラサイト』に対する否定的な声はほとんど聞かれず、すでに観た人は絶賛し、まだ観ていない人は「ぜひ観たい」という反応だった。米大手映画チケット販売会社Fandangoによれば、オスカー受賞後の『パラサイト』は、同社を通じた劇場チケット数、配信数ともに、400%以上の増加を見せているという。すでに米興収3500万ドルと、アジア映画としては記録的な数字を稼いでいるが、オスカー効果で4500万ドルまでの伸びが見込まれている。映画を作る人、批評家、一般観客が、ここまで一様に絶賛する作品は、そう多くないだろう。

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February 13, 2020 at 08:11PM
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