尾田栄一郎さん原作による漫画『ONE PIECE』の実写ドラマが、Netflixにて独占配信される。
エグゼクティブ・プロデューサーは尾田さんが担当。シーズン1は全10話を予定している。
2017年にはハリウッドでの製作が発表されていた実写ドラマ『ONE PIECE』だが、ここにきて頼もしい続報が入った形となり、多くの読者が喜びの声を上げている。
Netflixで配信される実写版『ONE PIECE』
製作は、ドラマ『カウボーイビバップ』『スノーピアサー』などを手がけることでも知られるハリウッドのスタジオ・トゥモロースタジオが担当。
『アベンジャーズ』のスピンオフ作品『エージェント・オブ・シールド』のマット・オーウェンズさんが脚本を手がけ、エグゼクティブプロデューサーには原作者の尾田栄一郎さんはもちろん、ドラマ『LOST』のスティーヴン・マエダさんらが名を連ねる。
尾田栄一郎さんは、「シーズン1 10話でストーリーが、どこまで進むのか。配役はどうなるの!? もう少しお待ち下さい。そしてご期待ください!!」とコメントを寄せている。
尾田栄一郎さんコメント
「2017年に製作を発表したんですけど時間かかるのよいろいろ!
水面下でずーっとじわじわ準備が進んでます。
そして今回これを発表していいそうです。
あの世界一の動画配信サービスNetflixが大きく力を貸してくれる事になりました!心強い!!
シーズン1 10話でストーリーがどこまで進むのか。
配役はどうなるの!?もう少しお待ちください。
そしてご期待ください!!」
今回の発表で期待値が跳ね上がった理由
今や、日本の漫画やアニメは“クールジャパン”などと言うまでもなく、世界に広がっている。
イギリス・ロンドンの大英博物館で2019年に大規模なマンガ展が開催され、世界中で報道されたことも記憶に新しい。もちろん『ONE PIECE』も大きくフィーチャーされていた。
『ONE PIECE』がハリウッドで実写ドラマ化されることが発表された2017年、尾田さんは「実写映画化の話はいくつもあった」としつつ、「実写化に踏み出そうと決めたのは約3年前、紆余曲折あり、良いパートナーに出会い、ちょうど20周年を迎える今日、その製作発表に至ったのは実は偶然であり、とても嬉しく思います。」と経緯を説明した。
『ONE PIECE』はすでに舞台化や歌舞伎で上演されているとはいえ、ファンの不安は実写化にはつきもの。
日本のアニメや漫画の実写化作品の歴史を振り返れば理由は明らかで、発表後の続報がなく、企画自体が頓挫・休止するケースをいくつも見てきたからだ。
ただ、トゥモロースタジオとNetflixという座組みでは、実写版ドラマ化を発表されていた「カウボーイビバップ」が、2019年には撮影開始されたことも公式に発表されたばかり。
そのため、『ONE PIECE』の実写ドラマも今回の発表によって期待値が跳ね上がったと言っても過言ではない。
2019年には、人気YouTuberグループ・Fischer's-フィッシャーズ-による尾田栄一郎さんの自宅訪問動画で、尾田さんから「5年で終わりたい」という発言もあった。
さらなる世界的な展開と本編のクライマックスに向けて、重要な局面を迎えている。
森田将輝
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