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タランティーノ監督、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」劇中の西部劇映像化に前向き (2020年1月21日) - エキサイトニュース - エキサイトニュース

2019年夏に公開されたクエンティン・タランティーノによる長編映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。1969年のある事件を中心に実話とフィクションが入り交じる作品。主人公の落ちぶれた俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)が演じるTVシリーズ「賞金稼ぎの掟」の映像化が報じられています。

ゴールデングローブ賞受賞の話題作ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

「昔々ハリウッドで・・・」
1969年、ハリウッド女優シャロン・テートがカルト集団マンソン・ファミリーに殺害された事件を中心に当時の映画界を描いた作品。かつての西部劇スター、リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と彼のスタントマン、クリフ・ブース(ブラッド・ピット)といったフィクションのキャラクターが実際に起きた事件に巻き込まれることで、シャロン・テートの悲劇に変化が起きる・・・
もしシャロン・テートがあのとき殺されなかったら、ハリウッドはどうなっていただろう。タランティーノが育った時代の映画界をこだわりぬいたセット、音楽、衣装で蘇らせる、映画への愛があふれる作品です。

第72回カンヌ国際映画祭で初公開した本作品は、上映後におよそ6分間のスタンディングオベーションを受けるほどの盛り上がりを見せ、各サイトのレビューでも高評価が続出。
昨年12月に行われた第77回ゴールデングローブ賞では、作品賞、脚本賞、助演男優賞を獲得しました。 この受賞を機に未公開シーンを含む4時間にも及ぶ”エクステンデッド・エディション”の劇場公開が噂されています。

また「ビバリーヒルズ青春白書」でおなじみのルーク・ペリーの遺作ともなりました。

タランティーノ監督が語る、劇中作品の映像化とは

タランティーノ監督、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」劇中の西部劇映像化に前向き

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主人公のリック・ダルトンはかつてのスターで、代表作は1950年代の終わりから放送されていたTVシリーズ「賞金稼ぎの掟(Bounty Law)」です。映画内でも「賞金稼ぎの掟」についてはたびたび描かれ、その人気ぶりは子供向けのランチボックスが発売されるほどだったということが映画内で明らかになります。

劇中でも「賞金稼ぎの掟」のシーンがところどころ映し出されていましたが、タランティーノはリック・ダルトンのキャラクターを研究していくうちに、リック演じる「賞金稼ぎの掟」の主人公ジェイク・ケイヒルにすっかりハマってしまったようで「賞金稼ぎの掟」の映像化も前向きに検討している様子。

米エンタメサイトDeadlineのインタビューでタランティーノ監督は「賞金稼ぎの掟」について、いくつか語っています。

マカロニ・ウエスタン好きで知られるタランティーノですが、本作品の脚本執筆にあたって、当時実際に放送されていた西部劇のTVシリーズをたくさん見たようです。約30分で繰り広げられるドラマチックな展開を持つ脚本にハマった彼は、映画のみならずリックの代表作「賞金稼ぎの掟」の脚本までも執筆を始めたそう。

1話約30分のエピソード5話分の脚本をすでに執筆しており、さらに3話分のあらすじまでもが練られているようで、もちろん自身で監督も行うようです。Netflixでも、他の放送局(ShowtimeやHBO)でシリーズ化するのも構わないし、1本の映画として撮るのでもいいとコメントしており、まだ放送形態は未定。

タランティーノ自身は、映画でリック・ダルトン/ジェイク・ケイヒルを演じたレオナルド・ディカプリオのTVシリーズ復帰はないと思っており、別のキャスティングを行うということも合わせて述べています。

Deadlineインタビュー原文

映画10本で引退!?気になるタランティーノの今後

タランティーノ監督、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」劇中の西部劇映像化に前向き

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これまでに「パルプ・フィクション」や「イングロリアス・バスターズ」などのヒット作、そして最新作の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を含む9作品を作り出してきたクエンティン・タランティーノ監督は以前から、10作品公開したら映画界を引退する、ということを公にしてきています。

映画「スター・トレック」の第4弾がタランティーノによって制作される企画も進んでいますし、今回の「賞金稼ぎの掟」がTVシリーズではなく映画として作ることになったらそれが最後になってしまう可能性も。

逆に、これまでに「ER緊急救命室」や「CSI:科学捜査班」のエピソードをいくつか監督し高い評価を得ていることから、映画界引退後にTVシリーズの制作をするのではないか、ということも考えられています。

すべては彼の選択で決まりますが、インタビューでは映画の制作よりも先にやらなきゃいけないことがあるともコメントしていたので、まだまだ活躍してくれることに間違いはなさそうです。

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January 21, 2020 at 04:30PM
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