『週刊少年ジャンプ』で連載していた同作は、テレパシー、サイコキネシス、透視などが使用できる超能力者の高校生・斉木楠雄に、次々と災難が降りかかる…というストーリー。アニメ第1期が2016年7月から12月まで、第2期が18年1月から6月まで放送(完結編が12月)、17年に山崎賢人主演で実写映画化。そして新作が12月30日より全6話で全世界独占配信される。
斉木を神谷、燃堂力を小野、海藤瞬を島崎が演じる。イベントではΨコロトークを開始。神谷が出した目はコラボを展開している同じ作者である麻生周一氏によるギャグマンガ『ぼくのわたしの勇者学』の感想についてだった。神谷は「あんな感じです(笑)。苦労したかいがあった。苦労してるのが1番報われる回じゃないかな」としみじみ。小野は「演技力が試されるなって。僕の役者魂を全て叩き込んだ」とニヤリとし、桜井弘明監督も「引き出しを見た」とうなった。一方の島崎は「連載時に読んでいた。僕にとっての原点回帰。ここまで来たんだなと思って」と感慨を語っていた。
同アニメは声優陣が限界突破するせりふ量も話題に。神谷は「第2シーズンぐらいから、それぞれのキャラクターの個性が爆発し始めた。誰かが中心になってしゃべって、楠雄がたんたんとツッコむ回が5話に1話ぐらいできたりする。それで海藤が、すごいよくわからない跳ね方をした」と回想。ひたすら時を戻してリピートする回について島崎は「リピートする世界なのに全部、録ってた。同じせりふを一生、録ってた」とぶっちゃけ。当初はコピーする予定だったが桜井監督は「やってるから、もらおうって」とテスト段階で急きょ変更になったそう。桜井監督が「楽しそうだから止められない」と話すと島崎は「人のせいにしないでくださいよ!」とプチ抗議して会場は大爆笑だった。
桜井監督のせりふ量もシーズンを追うごとに“増加”しているそう。「斉木の現場はスゴい」と声優間でも大きな話題になっていたそうで小野は「ベテランの声優さんに『どうやって録ってるの?』って言われました。『頑張って録ってます』と。業界でも注目を浴びている作品だった」と苦笑い。島崎は「僕らにカットしているところが伝わってなくて、僕らは仕事だから一生懸命入れる。入れたら『入るんだね。カットしなくても行けるんだ』と。僕らが頑張れば頑張るほどストレスをかけてくる…」とボヤき。照橋心美役の茅野愛衣を筆頭に、女性陣はさらに驚異的だそう。神谷は「女性陣のポテンシャルがすごい。あの人たちは、なんであのせりふ量を噛まずに一発でザッと行けるのかわからない…。あれを見せられると弱音を吐けない」と驚きの表情を見せた。桜井監督は「真剣勝負。こっちも緩めたら失礼」と笑っていた。
また、小野は燃堂になりきるため“ケツアゴ”の準備をしていたそう。「きょう、メイクさんにアゴを割る用意をしてもらっていた。ネトフリさんから『きょうは、そういうのではないので』って」と止められていたことを暴露。神谷も楠雄のメガネを用意していたが、NGを出されたそ。小野は「メイクさんにモヒカンと傷書く準備もしてもらっていた。うちのメイクさんだけ、ほかのメイクさんより30分早く入っていた。やる気満々だったのに『そういうのじゃないので。きょうはワールドプレミアです』って」と納得行かない様子で首を傾げまくっていた。
2019-12-15 11:44:44Z
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