お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実氏(44)の個人会社が東京国税局から所得隠しと申告漏れを指摘された問題で、この会社が2009年の設立当初から無申告を繰り返していたことがわかった。徳井氏が所属する吉本興業が26日、明らかにした。徳井氏は当面の間、活動を自粛する。
徳井氏が節税目的で設立した個人会社「チューリップ」(東京)は、国税局から18年までの7年間に約1億3800万円の申告漏れを指摘されていたことが判明。徳井氏は23日の記者会見で「だまそうというつもりはなかった」と釈明していたが、設立当初からの無申告などの詳細は明らかにしていなかった。
26日の吉本興業の発表では、12年までの3年間、15年までの3年間、いずれも無申告で国税当局の指導を受け、申告。15年までの3年間については、納付の督促を再三にわたってされていたのに応じず、16年5月に口座を差し押さえられた。それにもかかわらず、個人会社は18年までの3年間も無申告で国税当局の指摘を受けていた。個人会社は設立当初から社会保険に加入しておらず、社会保険料を納付していなかった。
また、徳井氏は個人所得の申告についても、14年までの3年間、17年までの3年間、それぞれ無申告の指摘を受けていた。
徳井氏は26日、「誠に申し訳ございませんでした。あらためて納税に対する意識、仕事のこと、自分自身のこと、しっかりと見つめ直していきたい」などとするコメントを吉本興業を通じて発表した。
2019-10-26 05:07:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191026-OYT1T50175/
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