あらかじめ準備していたトカゲを、あたかもその場で発見したかのように描いてしまった――。「クレイジージャーニー」のやらせ演出を受け、9月11日に調査結果を報告し謝罪したTBS。だがこの問題を告発した人物は、“TBSの嘘はまだある”と憤るのだ。
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問題となったのは、今年8月放送のメキシコを訪れた回だった。やらせが露見した背景には、事情を知る人物によるTBSへの“通報”がある。その通報者の男性は、以下のように語るのだ。
「私にはメキシコで動物商をやっている友人がいます。メキシコ人です。今年7月、彼から、加藤さんと一緒にトカゲを持っている写真が送られてきたんです」
このメキシコの友人が、TBSの報告で〈現地の協力者〉とされた人物で、「加藤さん」とは、爬虫類ハンターとして出演していた加藤英明氏を指す。TBSは公表文書で“加藤氏はやらせを知らなかった”と、氏に対しても謝っていたのだが……。男性はその「嘘」を指摘する。
「高価なトカゲもいますから、どこかに行ってしまったら困る。だから友人が撮影直前にケージからトカゲを出し、加藤さんが置いてほしいと言った場所に置いてあげたそうです」
となれば、TBSが述べたところの〈協力者が個体を捕まえた場所に、ロケ当日か前日に個体を戻してもらうことを依頼〉〈本番時その場で捜索、捕獲していた〉という表現とも齟齬が生じてしまう。
男性が訴えるように、加藤氏はやらせを知っていたのか? 当人に訊ねるも、〈取材はお受けしていません。TBSまでお問い合わせください〉とメールで回答するのみだ。9月26日発売の週刊新潮で、男性が語る「やらせの手法」を詳しく報じる。
「週刊新潮」2019年10月3日号 掲載
新潮社
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2019-09-25 07:59:00Z
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190925-00584440-shincho-ent
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